看護師のキャリアアップの選択肢

看護師のキャリアアップには、複数の選択肢があります。病棟で経験を積み主任や師長のような管理職になる道、認定看護師や専門看護師のような特定分野のスペシャリストになる道、移植コーディネーターや体外受精コーディネーターなど看護師としての経験を活かした新しい道が考えられるでしょう。

自分が将来どのようになりたいのかを意識しながら、日々の業務に取り組むことが大切です。主任や師長のような管理職は、看護師全体のまとめ役であることはもちろん、医師や他の医療従事者と看護師をつなぐ役割もあります。

時には、他職種と衝突することもあり、精神的にタフでなければ務まりません。看護師のシフト管理や新人指導なども重要な仕事です。看護師としてのスキル以外にも、マネジメント力や管理能力が求められます。現場を裏から支えていく仕事がしたいと考えている看護師に向いているでしょう。

認定看護師や専門看護師は、幅広い看護分野の中で一つの分野を極めたいと考えている看護師に人気のキャリアです。両者はどちらも5年以上の実務経験が求められています。主に中堅以降の看護師がキャリアアップの道として選択することが多い傾向にあります。

これらの資格は、高度な看護水準を有するために現場だけでなく看護学校や大学など教育の場で活躍できるケースもあります。研究や後進の育成に興味がある看護師に適しているでしょう。

中でも、移植コーディネーターや体外受精コーディネーターは看護師としてのスキルや経験を存分に発揮できる分野です。コーディネーター関連の業務は、看護スキル意外に接遇や営業に似た能力を求められます。人と接することが好きな看護師に適しているでしょう。

キャリア戦略が重要

看護師として長く活躍するためにも、先を見据えてキャリアプランを考慮しておくことは大切なことです。新人として働き始め、看護師としての役割や仕事の進め方を理解してからは、所属する部署の問題を発見したりと、日々の業務での成長が求められるようになっていきます。

中堅どころの看護師と自他ともに認められるようになってからは、自分が将来どうありたいかを考えたキャリアプランが必要となっていくのです。

ベテランになった看護師が進んでいく道には、専門性を高めていく場合や、管理職としての能力を高める場合があります。自分で極めたいと考える領域や、追求したいと考える領域がある場合には、スペシャリストとしての道を歩むのも良いでしょう。

日常的に人を束ねて働くことに向いていると感じている人や、マネジメント業務に関心を持つ人には、管理職に進むことも良いでしょう。自身の好きなことや適性を見極めることが大切です。

看護師はまだまだ女性が中心の仕事です。そのため、結婚や出産などが将来的に発生します。自分でイメージするワークスタイルを意識した、バランスの良い就業を実現するための仕事の進め方も大切です。

また、ライフイベントの発生時に同じ病院への復帰ではなく転職を考えているのであれば、専門看護師や認定看護師といった資格の取得をおすすめします。高度な看護スキルを持つ看護師はどこへ行っても引く手あまたです。

生活状況が変わって転職する場合でも、有利に働くでしょう。空いている時間にスキルアップ講習を受けるなど、ワークライフバランスを意識した就業実現のためのスキルの向上や事前準備を進めましょう。